他人に期待するという心理は、人間である以上理解できないものではありません。しかし期待される人は大いに喜ぶこともあれば、プレッシャーを感じることもあります。いずれにしても「期待」は相手をコントロールする振る舞いであり、スピリチュアル的には決して褒められたものではないのです。誰か(何か)に期待する人は、自分の理想状態を相手に押し付けている可能性があります。その理想状態を実現するべく、相手を支配しようとするのが「期待」だとも考えられるわけです。
 もちろん期待される人はそれに応えようとして努力することもありますし、必ずしも悪い結果に繋がるわけではありませんが、その結果は最終結果ではないことに気付かなければなりません。一時的に理想状態が実現されたとしても、人間の欲望には限界がありませんから、さらに高みを目指して「期待」が持続するのは必然です。そうなると真の満足は永遠に得られなくなり、期待に応えられなくなった時点で人間関係が破綻してしまいます。
 期待されることの多い人も、こうした点に注意して振舞うようにしましょう。期待されやすい人は能力が高いと思われているのでしょうが、それを証明することには何の意味もありません。期待に応え続けようとすると際限がありませんから、あなたを頼ってあらゆる人が視線を投げかけてくることになります。そうなれば自分を奮い立たせるために自信過剰に陥り、最終的には失敗するのが目に見えています。自分を追い込んで伸びるタイプの人もいますが、それは限定的な文脈でしかありえません。ありのままの自分を発揮できないのであれば、それは真の成長とは言えないからです。

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